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読みはスエヤマ

九州ぐるっと夏旅行・16

深川製磁さんの夕方納品の荷物が来るまで時間があったので、
後でまた来ますから……と別のお店巡り&お散歩に行きました。
有田の町を歩くには、何ものにも負けない強い意志が必要になりますな。
主に、物欲と散財の誘惑からですが。



境内から見下ろすと、鳥居の真ん前を電車が走る、そんな陶山神社。

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鳥居も狛犬も磁器製。磁器製の御守りも販売しておりました。

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バス停留所にも、細かな磁器の装飾が施されています。凝ってるな。

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裏道にて発見。割れた磁器片で飾られておりました。レトロ可愛い。

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なんと来年で、日本磁器誕生&有田磁器生産は400年を迎えるそうです。

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伊万里の小川内山は窯元がそのままショップを併設しているのですが、
有田はメーカーショップとセレクトショップが混合しております。
セレクトショップにも勿論可愛いものは沢山あるのですが、
さっきのお店に置いていたのがこっちにも……なパターンも多いので、
ある程度お店を厳選して回った方が時間が短縮されるかもしれません。
<あちこち見て回り過ぎて、常に時間が足りなくなる人(挙手)

赤い天体ショー

本日の皆既月食。何とか見ることが出来ました。

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カメラが趣味の母親が三脚を立てて撮影する横、
甥っ子君が母が使っていない古いカメラを持ってきて、
並んで一緒にパシャパシャしておりました。音だけは一人前。

面倒臭い奴です

九州ぐるっと夏旅行・15

お昼ご飯を食べて外に出ると、雨は止んでおりました。良かったー。
さて、ここから歩いて上有田までの一本道。
有田焼のショップが軒を連ねる通りになります。
とは言え、中途半端な時期なので、前回同様観光客は殆どおらず、人も疎ら。
でも、その分ゆっくりのんびり見て回ることが出来ます。

そんな中、今回狙っていたのは、ご存じ香蘭社さんと、深川製磁さん。
旅行前から欲しいものがかなりはっきりと決まっておりまして、
特に深川製磁のモーニングカップは前回うっかり買い忘れしてしまい、
寧ろ今回の有田訪問はこの為だけに来たと言っても過言ではなかったお品。

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わくわくとレトロなお店に到着。でも、同タイプのものは展示されておりましたが、
欲しかった柄が店頭に陳列されておらず。あれ?
店員さんに訪ねてみると、現在在庫を切らしているとのお話。ショック。まじすか。
限定品でもないし、商品自体は通販とか取り寄せでも購入は出来るのですが、
でも敢えて有田の本店で買いたかったんですよ。面倒な奴ですマジごめんなさい。
しょんぼりがっくりしながら、二年前に来た時に買い忘れて、
今回再訪問の最大の目的の一つでした……と恨みがましく泣き言を言ったら、
「ちょっと待ってて下さいね」と工場の方へ電話で確認して下さり、
夕方納品の荷物と一緒に、お店までカップを持ってきて頂けました。ふおお。涙。
すいません。手間をかけさせてごめんなさい。でも、凄くすごーく嬉しかった!!
購入に至るこんな流れも含めて、大切な思い出の品となりました。

すげえ忘れてた

ものっそいうっかりしておりました。今更ですが、ご連絡を。
とらのあなさんにて、極少部数だけですが期間限定で再々通販をしております。
もう、これ以上は委託出来ないと思っていたんだけどなー。
というか、このシステムがイマイチよく解っておりません。謎。

ポーセリンロード
京とケルンの男女な二人

期間は10月10日までとなっております。わあ、あと4日か。

もちもちとうふ

九州ぐるっと夏旅行・14

九州陶磁器文化館を出て有田に到着したのは、どうにも妙に中途半端な時間。
電車を待つにも一時間以上かかるので、隣の上有田まで歩くことにしました。
その途中でちょいと早目のランチ。亀井鮨さんの「有田焼五膳」です。

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市内の複数のお店でそれぞれ提供している五種の有田グルメメニューに、
こちらの店舗ではそれにちらし鮨とお吸い物、それにコーヒーもついてきます。

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お値段を考えると、このボリュームはかなり良心的ですね。
二年ぶりのごどうふ。今回もとても美味しかったです。
毎回お土産にテイクアウトが欲しいと思いつつ、いつも旅行のなか日なので、
持ち運ぶことも送ることも出来ず、歯がゆい思いをしております。
有田のご当地メニューやその開発、品評会の話やその他
いろいろ興味深いお話もお伺いできて、楽しいランチでした。

意外とシンプル

九州ぐるっと夏旅行・13

所謂、柴田コレクション内cottonコレクション、後編。超自分得、マイメモ。
このままじゃ際限無く写真を載せそうなので、「後編」。ここで打ち止めです。



器の内側にも外側にも手を抜かない、そんな職人気質。

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外側が青磁で、内側は白磁。こんなのもあるんですね。

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扇のイラストに合わせて、表面がギザギザに波打ったデザイン。面白いなあ。

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瓢箪型。他にも瓢箪かと思いきや、軍配型ってのもありました。

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豪華な色絵物。伊万里焼と言えば、こんな金襴手を連想する方が多いかも。

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「要するに、どんな陶磁器が良いの?」と聞かれる時がありますが、
はっきりいって、まーったく解っておりません。
ここに載せた磁器にしても、どれもこれも超主観的なチョイスばかり。
骨董品や芸術性としての価値感は、完全に置いてきぼりです。
勿論細かな知識や審美眼があればそれに越したことはありませんが、
要は、自分が気に入るか、気に入らないか。欲しいと思うか、思わないか。
そこに希少性やブランド志向が加わるなら話は変わるのかもしれませんが、
自分は専門家でも鑑定士でもコレクターでもありませんので、
個人が日常に使うのであれば、基本、価値はそこに尽きると思っております。
因みに、これらの陶磁器をコレクションされた故柴田夫妻は、
百均ショップもよく利用されていたそうです。意外すぎて面白い。

生命のおとぎ話

観劇に行って参りました、シルクドソレイユの「オーヴォ ovo」です。
今回は草木の下で生きる虫の世界を描いた、シルク初のファンタジー作品。

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ラッキーなことに、前から三列目のかなり良い席が取れまして、
空中ブランコは上を向くと首が痛くなるぐらいだし、紙吹雪は被り放題、
それぞれのアーティストさんの表情や息遣いさえも感じ取れ、
正に等身大の演技を目の当たりにすることが出来ました。

昆虫世界に見立てた舞台セットやカラフルなビジュアル、衣装はかなり好み。
今作、メインクラウンが日本人だったんですね。謎のオーヴォ語での会話の中、
「ユルシテチョンマゲ……」との呟きに初めて気が付きました。
この言い回しは、日本人にしかできないと断言するよ。マジで。
各パフォーマンスは文句無し。ひとつ前に観たのは「ドラリオン」だったかな?
それと比較するとかなり安定感がありました。ぽかん口で見入ったよ。
「クリーチュラ」でしたっけ? あれが謎過ぎて凄く面白かった。インパクト大。

それにしても、観劇に心が痛かったのが、甥っ子君を連れてこなかったこと。
関西にやって来た頃、部屋に置いていたオーヴォチラシを発見して以来、
何が琴線に触れたのかやたらと気に入ったらしく、チラシを壁に張ったり、
動画サイトを見たがったり、テレビCMにはしゃいだりしていたんですよね。
あまりにも「おーぼー」「しるくどそれいゆー」と連発していたので、
婆ちゃんから「お金は出すから一緒に観に行ったら?」とも言われておりました。
でも決してお安くないチケット料金と甥っ子君の年齢、本当に楽しめるかどうか、
価値が分かるかどうか、最後まで声を上げずに大人しく観劇できるか等を検討し、
姉とも相談した結果、今回は見送ろうと判断&却下となりました。
映画館でも時々声を上げるからなー。まあ、周りのちびっ子達も同様ですが。
せめて……とお土産を買いました。オーヴォ卵のミニカー。シュシュは自分用。
蝶々型の色紙は花吹雪。ものすごい量の花吹雪が、全部この形でした。すげえ。

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受け取った甥っ子君は「おーぼだーっ」と喜んでくれた後、
ちょっと微妙顔で「おーちゃん、おーぼ、みにいったの?」と聞いてきました。
罪悪感、半端ねえ。やっぱ、お土産買わなきゃ良かったかな……自分の馬鹿。
ちなみに、シルクドソレイユは気持ち早目に会場入りするのがお勧め。
限定品が売っている軽食コーナーやショップや、特設の展示物もあり、
サーカスが始まる前のドキドキワクワク気分が味わえますし、
劇場内では一足早めに演者が客席にてパフォーマンスを始めたりもします。

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次回来日の際には、甥っ子君も一緒に楽しもうね。

おじいちゃんに

おじいちゃんのお誕生日だったので、甥っ子君とケーキを買いました。
スーパーでお爺ちゃんとお婆ちゃんが食料品を買っている間に、
二人でこっそりと近くのケーキ屋さんにGO。
お店の人が可愛らしくプレートを書いてくれました。

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夕食後、ろうそくを灯してハッピーバースデーを歌いました。
そして、お爺ちゃんと一緒に灯を吹き消す甥っ子君。なんでやねん。
甥っ子君とお爺ちゃんを見ていると、まる子と友蔵を彷彿とさせます。

ずるいずるいよ

少し前に手術を終えた母が、漸く普通の食事で大丈夫との許可を貰ったので、
父の誕生日も近いことだしと、快気と誕生日の御祝で皆で食事に行きました。

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食べたいものを聞いた所、母のお気に入りのお店をプッシュされました。
炉端焼きのお店で、姉も以前に連れて行って貰ったことがあったらしく、
美味しいよーとお勧めされたので、じゃあ折角なのでとそこに決定&予約。
隠れ家的な場所にあって、雰囲気も良く、お料理も美味しく、
オーナーも気さくで、なにより両親共に満足してくれたようで良かった良かった。
それにしても、アルコールのチョイスが見事にバラバラだったな。

父→お茶…車の運転手、そもそもアルコールがまるで駄目
母→ビール…常にビール、毎日ビール、とりあえずビールな人
姉→赤ワイン…チューハイや梅酒、日本酒も飲むけどワインが多め
妹→日本酒…料理やその場に合わせてワインや梅酒等も飲む

お祝なのでここは姉と二人で割り勘になりましたが、レシートを見て何気に仰天。
いや、お祝いだからそれは構わないけど、貴方がたは私の預かり知らぬ間に、
こんなお安くないお店でお食事を楽しんでいらっしゃったのですか? おい。

これも芸術の秋

「みてー、びじゅつかんができたー」

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冷蔵庫にくっつけている磁石の裏に、クリップをくっつけております。
曰く、甥っ子君のアート作品だそうです。正に新ジャンル。

金木犀の花の香りがするようになってきました。もう秋ですね。
昨日……一昨日ぐらいかな? 気が付いたら、突然あちこちから香るのが不思議。
でもこの匂い、一番季節を感じるような気がします。良い香りですよね。

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