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にっぽんローズ

実は、バラに嵌った初期の頃から、狙っていた品種のひとつでした。

あおい

<基本データ>
産出国・2008年 日本(F&Gローズ・Rose Farm Keiji)
フロリバンダ・四季咲き・微香
小中輪・丸弁咲き・モーブピンク

2018年6月、到着。
気になったのが、やけに黄緑色の葉っぱ。でも枝はしっかりしていました。

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横張りという程ではありませんが、真っ直ぐタイプでもありませんね。

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花付きは良いです。小振りでややフリルのある花が、房咲きになります。

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あずき色。このニュアンスのある色が目当てで、狙っておりました。

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花弁が開き切っても、余り汚い印象にはなりません。ダリアみたい。

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到着した時は黄緑色の葉に病気? こんな品種? と首を傾げましたが、
植え替えて落ち着いた頃に出て来た新芽はそれなりに濃い色でした。
一体なんだったんだろう、置き場所や日照の問題かもしれません。
香りは微香。顔を近づけて、何とか感じる程度です。
蕾がうどんこ病にかかりましたが、病気に弱いという程でもなさそうです。

F&Gローズ「和ばら」シリーズの人気品種だけあり、
日本人が生み出したに相応しい、なんとも味のある絶妙な和風カラー。
香りが物足りなくはありますが、でもこの独特の色は他では得難い。
どのバラにも似合いそうな色は、何かと重宝しそうな予感がします。

さんをつけたい

赤バラが無いから……とかなり安易な動機でお迎えしつつ、
花が咲いてからは、かなりお気に入りになってしまいました。

はいから

<基本データ>
産出国・2016年 日本(F&Gローズ・今井ナーセリー)
ブッシュ・四季咲き・強香
中大輪・カップ咲き・クリムゾンレッド

2018年6月、到着。
たくさんの二番花の蕾が膨らんだ状態の、かなりしっかりした大苗。

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かなり悩みましたが、結局蕾はそのままにして植え替えました。

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この写真が一番実物に近いかな。赤色の撮影は難しいです。

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レトロモダンなルックスですが、実はまだ市場に出たばかりの新品種。

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庭に咲いていても、花瓶に活けていても、赤いバラは絵になります。

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うどんこ病は見当たりませんが、ぽつぽつとした黒点が散らばります。
黒点病? でも黄色く変色はしないので、とりあえず様子見中。
枝も葉もしっかりして丈夫そうですが、ただ、水切れには要注意。
プリュムさん同様、油断すると水不足で首をうなだれてしまいます。

名前の由来はそのまま。F&Gローズのネオモダンシリーズの一つです。

特筆すべきは、花持ちの良さ。基本、バラは開花と同時にカットして、
後は部屋で楽しんでおりますが、こちらは綺麗な花姿のまま、
飾っている間も形が崩れることが殆ど無く、香りも持続しておりました。
赤からボルドーへゆっくりと色が退色する様もとても綺麗。
庭で咲く姿も素晴らしいですが、切り花としても優秀な品種です。

果物みたいな花

今年到着したばかりの苗も、一応記録用としてレポします。

フリュイ

<基本データ>
産出国・2015年 日本(ロサ・オリエンティス)
シュラブ・四季咲き・超強香
中輪・カップ咲き・クリーム地にローズ赤の覆輪

2018年6月に我が家に到着。遅咲き品種なのでしょうね、
大きな株に沢山の花が咲いておりました。全部で19~20はありました。

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枝は凄くしっかりとして、上にまっすぐ伸びる傾向があります。

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香りは強いフルーツ香。見た目とイメージを損なわないすごく良い香り。

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ボーリングしやすいとの話を聞くので、こちらは極力肥料を減らす予定。

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春の一番花以外では、あんまり花弁が開き切ることはないそうです。

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尚、受け替え時には、この写真の全ての花をカットしました。

この品種を産出した「バラの家」さんのみの専売品種だそうです。
名前は、果物「フルーツ」のフランス語から。イメージにピッタリ。
因みに同じく我が家の「プリュム」と名前が非常に似ているので、
文字に起こす際に時々間違います。この文を書くときにも間違えました。

枝は太いし、葉っぱの色も濃く、見るからに強健そうです。
現時点ではうどんこ病、黒点病、共に見当たらず。
既に新しい蕾も続々と顔を覗かせており、今後がとても楽しみです。

メンタルが豆腐

そして翌朝、食べ過ぎて胃もたれを起こしました。当たり前か。

時間が短く感じるぐらい、瞬きが出来ないくらい、釘付けの試合でした。
白熱し過ぎて、見ていて心臓が苦しかったです。ドキドキしっぱなし。
スポーツは素晴らしいと思うし、決して嫌いではないのですが、
ガラスのチキンハート故、試合内容によってはしんどくなってしまいます。

スポーツ選手って凄いなあ。
あんな局面で、なんで落ち着いていられるんだろう。
自分は勝負師にはなれませんね。メンタル弱すぎ。

そういや昔、それこそワールドカップを見ながら、考えたネタがあったな。
サッカーネタを含めた完全オリジナルでしたが、二次創作に使えるかな?
どうも最近は、自分のパソコンに書き留めるだけで満足しがち。
中途半端なメモ帳ファイルばかりが増えております。良くない傾向だ。

頑張れニッポン

さて。テレビの前での準備万端。
今夜は、飲みながら応援します。

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普段はあまり見ないんですけどね。
ワールドカップは特別だな。

発光するような

ザラークアセンディングさん、レポ。一番花というより1.5番花かな。

<基本データ>
産出国・1995年 イギリス(デヴィットオースチン)
シュラブ・四季咲き・中香
中大輪・ディープカップ咲き・アプリコット~アプリコットイエロー

2017年6月に、花と蕾付きで我が家にやってきました。
その年はそれっきり、管理不足故、その後の開花はなかったです。

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デコラティブでおとぎ話の挿絵に出てきそうな、蕾のビジュアルが可愛い。
花付きは良いのですが、花持ちはあまりよろしくありません。
繊細な花びらは、昼間は開きますが、夜になると丸く閉じます。

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成長も悪くなく、春先も沢山の新芽を伸ばしていて期待していたのですが、
いつの間にやらその新芽が無くなり、殆ど蕾が出てこず。虫なのかな?
株は無事そうなのでそのまま様子を見、大幅に遅れての開花となりました。

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発光しているような、ろうそくの炎のような、ライトが灯されたような、
そんな明るく、透明感があり、ぱっと人目を引くとても綺麗な色。
今家にあるバラの中で一番好きな色を選ぶなら、この子かもしれません。

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ピンクとサーモンオレンジの混じった、ふんわりと優しいグラデーション。
八重で、小振りで、あまり目立つバラではないのかもしれませんが、
はっと目を引く鮮やかな花の色と、可愛らしい花姿が魅力なのです。

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横張りに広がりやすい株の伸び方や葉が密集して茂りがちな点は、
ボレロさんに似ている気がします。なので時々内側にシャギーを入れます。
ただ、病気には強いらしく、黒点うどんこ、今年はどちらも見ていません。
あと、ザラークさんの不思議なところは、同じ一つの株の中でも、
咲いた花それぞれの香りが微妙に違っている点。そんな株もあるんですね。

名前の由来は、イギリス人に人気のある曲のタイトルだそうです。

春先に新芽が消えたのは謎ですが、それでも枯れることはなかったし、
こうして花を咲かせてくれたので丈夫なのではなかろうか。
一輪開くだけでぱっとお庭が明るくなるような、そんなバラです。

見た目に反して

満を期して、ピエールドゥロンサールさん、レポ。
我が家最古参のバラ鉢なので、今更レポというのも不思議な気分。

<基本データ>
産出国・1987年 フランス(メイアン)
ラージフラワードクライマー・返り咲き・微香
大輪・カップ咲き・クリーム地にピンク

我が家に着た頃は、大苗だったのか新苗ったのか……全く記憶に非ず。
今年の冬の剪定時にがっつりカット。蔓は殆ど伸ばしておりません。

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白に内側がピュアピンクに染まる、かなりロマンティックなカラー。
香りは微香。でも、店頭販売で付属されているタグには何故か
「豊かな香り」との記載があります。あれ、全くの詐欺ですから。要注意。

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花姿は整っており、開き切ると同時に散るように思います。
俯きがちなディープカップ咲きで、華やかなくせに奥ゆかしいお姫様。
一応一季咲きですが、株が充実すると繰り返して咲くこともあるそうです。

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数年ごとに植え替えだけはしておりましたが、それ以外は本気で放置、
黒星病で葉を散らすことはあれど、うどんこ病にはかかったことがなく、
虫にもしゃもしゃされても、毎年ちゃんと花を咲かせてくれておりました。

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乙女な見た目に反し、丈夫、病気知らず、発育旺盛。三拍子揃ってます。
あまりに放置し過ぎて、それでも毎年健気に咲き続けてくれておりまして、
流石に申し訳ないとバラ栽培に目覚める切っ掛けになったのがこちら。

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バラ園が有名なお寺に行った際に、お土産気分で購入した最古参のバラ株。
バラに嵌った切っ掛けになった、いろんな意味で原点の品種です。

ピエールドゥロンサールは、フランスの詩人の名前。別名エデンローズ。
夢見るように可愛いくて、この花を綺麗と思わない人はいないでしょう。
バラを育てたいけど何が良い? という方には、こちらをお勧めします。
先ず失敗しません。実体験済み。栄誉殿堂入りの看板は伊達じゃない。
今年もベーサルシュート? が二本、顔を出しておりました。

今振り返ると、最初にお迎えしたのがピエールさんで本当に良かったな。
でなきゃ、絶対すぐに枯らして駄目にしちゃっていただろうし、
こうしてバラ栽培に目を向ける切っ掛けも無かったでしょう。
長いお付き合いをしておりまして、いろいろ不勉強も目立ちますが、
どうぞこれからも末永くよろしくお願いしますね。

くしゅふわバラ

評価の高さに定評のある、ボレロさん、レポ。

<基本データ>
産出国・2004年 フランス(メイアン)
フロリバンダ・四季咲き・超強香
中大輪・ロゼット咲き・純白~ほのかなピンク

2018年2月末、我が家にお迎えした当初は冬剪定された状態。
枝は短いものの、幹が太くてしっかりした良い苗でした。

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花は開き切るのがゆっくりで、その分長く花が楽しめるのですが、
同時に虫に狙われる率も高くなります。兎に角虫の食害が酷いです。
コガネムシに食べられる率、ダントツで我が家ナンバーワン。

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首は短め。枝はやや広がりがちですが、邪魔に思う程ではありません。
ただ葉がやや小さめで、どうも内側に茂りがちで風通しが悪くなり、
定期的にシャギーを入れないと、うどんこ病が発生します。

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香りのバラで人気が高いだけあり、シトラス系のとてもいい香り。
爽やかで嫌味や癖が無いので、誰からも好かれる香りでしょうね。
内側がほんのりピンクやベージュに色付くので、優しい印象があります。

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花付きは頗る良いです。春の一番花を終えて二番花の蕾を数えると、
ざっと12個はありました。一番花に負けずに花をつけてくれます。
くしゅくしゅしたたっぷりの花弁が、とっても豪華で可愛い。

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汚れやすい色だし、花弁も薄くて繊細なのかもしれませんが、
満開まで白い花びらを保ってくれる率が非常に低いです。
綺麗な白バラなのに、虫の食害で汚く見えてしまうのが切ない。
花が開く前にカットして、部屋で愛でるのが一番良いのかもしれません。

ネットで見るところではかなり絶賛されている花だけに、
恐らく真価を発揮できていないだけかとも思われますが、
いつか素晴らしい感動に出会えると信じて、今後を見守りたいです。

とりあえず無事

無事です。デスクの上のブライスさんが倒れた程度で済みました。

幸いだったのが、地震発生が出勤五分前だったこと。
出勤直前で、「あ、家を出る前に庭の咲いたバラをカットしておこう」と、
庭の温室に置いていた剪定鋏を手に振り返った、そのタイミングでした。
電車、絶対止まったよねー……と思ったので、ひとまずそのまま自宅待機。
TV報道を見ながら、路線アプリをチェックしつつ、昼前にお弁当を食べ、
利用路線の電車復旧を確認後、漸く繋がった電話回線で職場に連絡。
それから家を出たので、他の方に比べて通勤ストレスは少なかったです。

まだ余震や土砂災害の心配もございます。皆様くれぐれもご自愛下さい。

ふんわり軽やか

プリュムさん、レポ。他の子よりもやや遅れての満開期です。

<基本データ>
産出国・2014年 日本(河本バラ園)
フロリバンダ・四季咲き・中香
中輪・カップ咲き・ソフトピンク

2017年6月末、我が家に到着。
冬の日当たりが良かったのか、一番枝が紅色に染まっておりました。

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冬の剪定時に、テッポウムシ? に枝を空洞にされていたのを発見。
かなり立派な太い枝だったので普通の剪定ばさみじゃ太刀打ちできず、
大きな枝切りばさみを使って、力技で無理矢理枝をカットしました。

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枝がまっすぐ上に伸びるので、まとまりが良くて場所を取りません。
花付きもなかなか良好ですが、持ちはあまり良くなくて、
花が開いた翌日には開き切ってしまうことが多かったです。

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丸みのある花姿は、開いた後も見苦しく崩れることがありません。
花弁が開いた姿は、ちょっと芍薬っぽいとも家の人に言われました。
透明感のあるピンクから白のグラデーションがとっても綺麗。

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ステムが長いと株が間延びして見えるので欠点とされがちですが、
花が咲けばすぐカットするし、花瓶に活け易いので、
個人的にはこのぐらいの方が寧ろ好都合だったりします。

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香りは拡散するものではなく、鼻を近づけると判るレベル。
良い香りとは思いますが、長時間だと辛いかな? ある意味中香でベスト。
乱暴に枝を切ったにも拘らず、持ち直してくれたので、強健なのかも。
うどんこ病に掛かりましたが、極僅か。全く気にならないレベル。
育てやすいとは思いますが、他の株と同じように水やりをしても、
この鉢だけが首をぐったりさせることがあります。水やりは多めに。

プリュムはフランス語で「羽」という意味だそうです。
ころんと軽やかで透明感のある花の色が、成程、お似合いだと思います。

勢いでお迎えし、後で「あれ、選んだ決め手は何だっけ?」と首を傾げ、
でも開花してからはかなり満足度が高くなりました。

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