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大和の国の底力

正倉院展に行く前に、奈良の県立美術館にも足を運んでおりました。
こちらで只今開催されているのは、「薮内佐斗司展 やまとぢから」。
なんとこの方、あのせんとくんの生みの親なのです。

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恥ずかしながら薮内氏はせんとくんで始めて知りまして、最初に見た時は、
ゆるキャラ全盛期の波に敢えて逆らった独自性とその強烈なインパクトに、
「え、ええー……?」と思った一人です。だって、kawaiiじゃないよ、これ……。
でも展示物を見て、あれが作者の通常運転(しかもややソフト)だったのかと納得。
ユーモラスで、シュールで、怖いものも、吹き出すようなものもあるのですが、
見ている内になんだかもう何でも許せちゃいそうな気になってくる、そんな不思議。

人から人へ受け継がれてきた文化財を「伝世古」、
対して土の中に埋もれて忘れ去られた文化財を「土中古」と言うそうです。
その説明書がされた展示パネルを読んで「成程……」と感心する自分の隣、
初老の男性が「伝世古か……」と呟き、取り出した手帳にメモっておられました。
東京芸大の教授でもある氏は、古い仏像などの修復作業を学生にさせて、
その技術を習い、学ばせ、後世に引き継がせる取り組みをしているそうです。
つまりはそれも、一種の「伝世古」なんですよね。大切な事だよな。

国宝の虫干し日

奈良の正倉院展へ行って参りました。秋のこの季節恒例ですね。

普段は博物館には行かないけれど、正倉院展には行くという人は多いようで、
ピーク時には入館するだけで二時間待ちとかになったりもします。
そんな人気の正倉院展、お勧めするのが夕方のオータムレイト入館。
閉館一時間半前から入場すると料金もお得になり、待ち時間なしに入館が可能。
この時期は閉館時間が6時に延長となり、週末には更に7時に延長するので、
時間待ちを避けたい人や、人混みが苦手な人にはかなりお勧め。
毎年ポスターになる目玉作品は、見るだけでも行列に並ぶ必要がありますが、
レイト入場では15分程度の待ち時間で間近から見る事が出来ます。
(つまり、遅い時間で無ければ、もっと時間が掛かるわけなのだな)

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この時代の独特の細やかな模様って好き。正倉院文様って言うそうですね。
中には「これ作った人、どんな凝り症やねん」って突っ込みたくなるような
細かい装飾がされている宝物もあって、なかなかハートがときめきます。

それにしても、古文書を見て毎度思うのですが、記された字の綺麗な事よ。
大きさも形も整っているので、パソコンフォントのように見えてきます。
面白いのが、記録として残された古文書、ところどころに朱文字で
字がつけ足されていたり、チェックマークのような謎の記号があったりします。
昔の人もこうして確認&チェックしていたのかと思うと、興味深いですね。
そして、最後尾に役職者や関係者の名前が記載されているのですが、
多分書記係ではなく、本人がサインとして直筆しているんだろうな、
さらっとしていたり、筆圧があったり、微妙に左右に偏っていたり、等々、
整った字が連なる中、各々の名前の部分だけ字体がやけに個性的なんですよね。
こういうのを見ると親近感が沸いて、無駄にロマンと妄想をかき立てられます。

これだけ古い宝物を、こうしてきちんと保管し、展示し、根気良く修復され、
研究が続けられているって、改めて考えるとすごい事なんだよな。
千年単位で古い宝物を、こうして気軽に閲覧を楽しみ、感動できるなんて、
良かったなとも思うし、嬉しいなとも思うし、誇らしいとも思うし、
この素晴らしい宝物をきちんと次の世代にバトンタッチしなくてはとも思うし。

東京下町の名物

甥っ子君との思い出作り&夏の18きっぷ旅行

翌日、仕事に行く姉と、保育園に行く甥っ子を見送り、
洗濯と簡単な掃除を済ませてから姉宅を出て、さあ、いざ帰路へ。

途中、品川駅で乗り換えだったので、駅弁を購入。
東京の名物駅弁、深川めしです。あさりご飯が美味しいのです。
……でもなんか、ちっとも美味しそうに見えない写真ですな。申し訳無い。

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東海道をひたすら電車で移動中、乗り換え駅を寝過してしまいました。
慌てふためき、でもここは公共の場、顔には出さず、黙々とスマホで検索。
基本的に東西に延びる線路一本なので、次の駅でおりて暫く待つと、
乗る予定だった電車が到着、問題なく乗車しました。

やさしい鬼の話

甥っ子君との思い出作り&夏の18きっぷ旅行

さて、就寝時間。本棚で今夜の絵本を甥っ子君と一緒に物色。

「まだ読んでない本は、どれかなー」
「こっちー。これはもうよんだー」

甥っ子君が選ぶ本は、確かにまだどれも読んでいない本ばっかりでした。
案外しっかりと覚えているもんなんだな。子供を侮っちゃいけないよ。

「このほんね、おもいから」
「おいっこくんが、もつから」

そう言って、本の抱えて一生懸命寝室に運ぶ甥っ子くんの紳士ぶりに、
ときめきが止まりませんでした。くそう、このイケメンめ。

で、早速、大きいお友達(姉)と、小さいお友達(甥っ子君)に挟まれて、
三人川の字で寝転がりながら、「泣いた赤おに」を読みました。
「ごんぎつね」も良いけど、やっぱ自分は「泣いた赤おに」派だな。
今読んでも、普通に泣けます。名作。ええ話や。

神戸のドイツ菓子

神戸元町にあるユーハイムには、本店限定の商品が幾つかあります。
そこで、予てより狙っていた「アッフェルバウム20」を購入。
やっと買ったその記念に、折角なので開封を順番に……。



でっかいリンゴが、丁寧に包まれております。

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赤いナイロンをはがすと、まんまるいバウムクーヘン登場。

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中には、リンゴのコンポートがまるごと入っているのです。

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見た目もインパクトがあるので、お土産やプレゼントにも良さそう。
全国菓子博覧会で総理大臣賞を受賞したこともあるそうです。
マイスターが手焼きするマジパン入りの生地はしっとりしていて、
酸味のあるコンポートは程良く歯応えが残っているのが良い感じ。
ユーハイムのバウムクーヘンは、ほんのり焼き色が付く程度に、
表面がカリッとするまでトースターで温めてから食べるのが超お勧めだぞ。

でもこれ、本店限定とはいえ、大阪のデパ地下に置いてなかったっけ?
なーんか見たことあるんだよなあ。気の所為かなあ。
たまたま? 何かのキャンペーン中だったとか? 夢とか? ええー?

喜多方ラーメン

甥っ子君との思い出作り&夏の18きっぷ旅行

夕方、駅にて会社帰りの姉と待ち合わせて、
自転車の後部座席(子供用補助席使用)に乗せて貰ってマンションへ。
保育園に甥っ子を迎えに行く姉が帰って来るまでロビーで待機、
そして、保育園から帰って来た甥っ子君との再会を果たしました。

夕食は、福島県の駅で買ってきた喜多方ラーメン。
そしてちゃっかりと宇都宮での乗り換えにて、購入済みだった餃子。
乗り換え時間6分でゲットした私を、誰か褒め称えて下さい。
普段は腰が重い癖に、こんな時だけは本気を出します。

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だって、やっぱラーメンとくれば餃子だもん。ねー。

泣ける名作発見

甥っ子君との思い出作り&夏の18きっぷ旅行

心配していた延着も無く、夕方にはなんとか都内入り。
さて新宿駅にて乗り換えの際、そう言えば……と一旦駅から降りました。
そして、改札口にいた駅員さんに聞いたのが。

「すいません、この近くで一番大きな本屋さんはどこですか」

そうだよ、だって天下の新宿だもん、国内屈指の品揃えがある筈だよ。
そう意気込んで到着した本屋さんの児童書コーナーの店員さんに、
ずっと探していた「泣いた赤おに」の絵本の有無を伺いました。
パソコンで確認して貰って、ちょっと待ってて下さいねとその場を離れて。

七、八冊ぐらいだったかな? あるじゃん、泣いた赤おに。

手荷物が多かったから気を使ってくれたのでしょうか、
店頭にあった全種類をわざわざ持ってきてくれました。
中身を拝見させて貰い、本も字も大きくて、読みやすそうで、
絵柄に流行が無さそうなものを選んで一冊お買い上げ。
旅行の……とはちょっと違うけど、甥っ子君に良いお土産が出来ました。

一応芦屋生まれ

カフェメモ、「アンリ・シャルパンティエ」芦屋本店です。
鍋に炎が上がる調理方でお馴染みのクレープシュゼットを考案したという、
有名なフランスの料理人がその名が由来のお店ですが、
……でも、その方が立ち上げたお店って訳でも無いんですよね?
個人的には、何故かクレープより、焼き菓子のお店な印象があります。

阪神芦屋駅から直ぐ近くにあるややこじんまりしたお店で、
喫茶室もそんなに広くはありません。6、7席ぐらいだったかな?
折角なので、ここはやっぱりクレープでしょう。
季節限定のアップルとキャラメルアイスのクレープを頂きました。

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非常に「整った」ルックスだなってのが、ひと目見た時の感想。
くるりとロールされたクレープはクリームがサンドされていて、
濃厚なキャラメルのアイスとさっぱりした林檎スライス、
そしてスパイスの効いた林檎の甘煮が、如何にも秋らしいです。
試食でハーフカットのフィナンシェも頂きました。フィナンシェすきすき。

ところで余談ではありますが、銀座、芦屋、どっちが「本店」なのでしょう?
最近は複数の店舗に「本店」とつけるメーカーさんがありますが、結構不思議。

かぼちゃだらけ

お盆に行かなかったので、遅まきながらお墓参りに行ってきました。
やたらお天気が良くて、しかもお寺に季節外れの金木犀が咲いていたので、
なんだか時期を錯覚しそうになりました。いやいや、もう十月も末だし。

下町にあるお寺さんでして、町並みも微妙に昭和の香りが漂っております。
でも、最近は土地整備で、この辺りも随分変わってきたよな。
綺麗で便利にはなったけど、ちょっと寂しいようなそうでないような。

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お墓参りの後はお買いものに行きました。あちこちがハロウィン。

お米欲しかった

甥っ子君との思い出作り&夏の18きっぷ旅行写真

結局、今回の旅行では、青森を少しだけ観光するにとどまりました。
折角東北をぐるっと電車で通ったのに、非常にもったいなかったな。
とは言え、日数的にどうしてもこれ以上の滞在が無理だったんですよね。



トンネルの中に駅があるの? と思いきや、これ雪よけみたいですね。

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弘前の駅。一度、青森のねぶた祭りには行ってみたいんだよな。

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田んぼアートの駅。田んぼアートのお米で作った日本酒が売ってました。

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東北はまたリベンジしたいな。ストーブ列車にも乗ってみたいよう。

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